〔 秋葉山(あきばやま)古墳群 〕 海老名市 2021.2.14 ■ DIYSlider[jQueryScript.net] ■ jQuery.DIYSlider[GitHub] |
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《 山の名称について 》
昨年、新聞記事として「秋葉山(標高 85m)」が掲載、紹介されました。その後、この記事に呼応するかのように山関連のサイトで「秋葉山」・「海老名の秋葉山」などの記述が見受けられるようになりました。山の場所を確認するためインターネットで検索したところ「秋葉山古墳群」に行き当たりました。 公式サイトでは「秋葉山古墳群は第1号墳から第6号墳(詳細不明)まであり、約1700年前、弥生時代から古墳時代の過渡期に造られました。古くは、第1号墳が山王山、第2号墳が秋葉山と呼ばれていました。秋葉山という名前は、古墳の上に秋葉社という、火災予防の神様をまつった祠(ほこら)が建てられていたことに由来します」と記載されています。 別サイトでは「古墳群は座間丘陵の標高75~80メートルの尾根沿いにあり、第1号墳から第6号墳の、計6基の古墳が確認されている。秋葉社があった第2号墳の後円部頂上は、標高84.6メートルの海老名市最高地点である」の記述もあります。 アクセスの仕方を確かめるため、市販の地図で調べたところ「秋葉山古墳群」と記載されていました(「地図」参照 )。「秋葉山古墳群」が一般的名称と思われること、第2号墳以外の古墳も含む総称的な名称であり、また、名称に「古墳群」という山の特徴も明記されている点がとても分かりやすく、この名称をそのまま山の名前にしたいと思います。 |
【 解説 】 ※ 画像クリック拡大表示 〔 国指定史跡 秋葉山古墳群 平成17年7月14日 指定 〕 秋葉山古墳群は、座間丘陵の頂部に立地し、海老名市内で最も標高の高い場所(標高75~80m)にあります。北から第4号墳・第5号墳・第3号墳・第2号墳・第1号墳と5基の墳墓が地形に沿って連なっています。古墳群から西を望むと、現在「海老名耕地」と呼ばれる水田と南北に流れる相模川が一望に見渡せます。また相模川の向こうには、丹沢山塊や大山を望むことができます。このような景勝地であり、交通の要衝であったことから、この辺りを治めていた首長は、この地に歴代の墳墓を築いたと考えられます。昭和63年(1988)から平成15年(2003)までの発掘調査によって、3世紀後半から4世紀にかけて継続的に造られたことがわかりました。年代が古い順に第3号墳→第4号墳→第2号墳→第5号墳→第1号墳となり、不整形で低い墳墓から徐々に整った前方後円墳へと変遷していく様子をとらえることができます。中でも、第3・4号墳は弥生時代から古墳時代の移行期に造られたと考えられ、東日本では数少ない貴重な遺跡です。これらのことから、南関東における出現期古墳のあり方およびその時期の社会を考えるうえで重要と評価され、平成17年(2005)7月14日に国指定史跡となりました。 平成18年2月 海老名市教育委員会設置 〔 国指定史跡 範囲( 12,365㎡ ) 〕 ~ 5つの古墳の配置図 ~ 〔 各古墳概容 〕 年代:3世紀~4世紀/調査状況/出土遺物 とともに各古墳の概容(墳形・墳長・遺構)が記載されている。 ◆ PDF 画像で拡大表示する( 582KB ) 〔 1号墳(山王山) 〕・〔 2号墳(秋葉山) 〕 |