【 解説 】 ※ 画像クリック拡大表示
〔 武蔵と相模の国境(くにざかい) 鉄の道 〕 この尾根道はその昔、武蔵の国と相模の国の国境の一部で、「たたら師」(昔、鉄をつくっていた職人たち)が通った道でもありました。
「たたら」〜昔の人は「たたら」という製法をつかい、木炭を混ぜた砂鉄を粘土でできた炉で熱して溶かし、鉄をつくっていました。円海山のまわりでも古い「たたら」の遺跡がいくつか発見されています。
「道ばたの石仏たち」〜ハイキングコースを歩いていると石仏たちがあります。昔の人はどんな思いでこの道を歩いていったのでしょう?
《 道祖神(どうそしん)》 峠・村境・道ばたで悪疫の侵入を防ぎ、旅人を安全に導く神として古くから信仰されてきました。
《 馬頭観音(ばとうかんのん)》 昔は馬は農作業や運送などに欠かせないものでした。人々は死んだ馬の供養塔を建て馬の安全と成長を祈りました。
《 庚申塔(こうしんとう)》 中国から伝わった「庚申信仰」は、江戸時代にその地の風習と結びついて広まりました。信仰の対象として各地に塔が建てられました。
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