〔 高尾山(たかおさん)/長津田 〕 横浜市緑区 2020.10.13 [ 日本山名事典:Boxer[jQueryScript.net] ● 山のページへもどる
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【 解説 】

#1-1飯縄神社御由緒
 鎮座地:横浜市緑区長津田町字西の原(高尾原)
 当地は標高 100余メートルで、市内唯一の一等三角点があり、横浜市北部方面で最も高く、眺望のよい場所である。
 御祭神:飯縄大権現(イヅナダイゴンゲン)
 祭事:毎年四月上旬の休日
 この神社の御祭神である飯縄大権現は、八王子市にある高尾山薬王院の飯縄大権現を勧請(かんじょう)したものと伝えられている。また、飯縄大権現は不動明王の化身とも言われて、いろいろな苦しみを除いたり、福を授けたりする霊験あらたかな神として信仰されてきた。この飯縄大権現が長津田の地にいつ頃勧請されたのか定かではないが、古老や篤志家によれば、次の通りである。
 一、寛文6年(1666)の頃の検地帳に高尾原という地名があるので、そのころすでに勧請されていたものと思われる。
 二、文化11年(1814)に社殿が再建されており、病魔退散、養蚕の守護神として信仰されていた。
 三、長津田の領主であった岡野家から供米(くまい/神仏に供える米)を奉献されていた。
 四、大正10年(1921)と昭和35年(1960)にも社殿が朽廃(きゅうはい)したので、再建されている。
 五、この神社は昔から福泉寺が神守として管理し、祭礼を主宰している。
 この度、辻、岡部谷戸の氏子並びに崇敬者の寄進によって、銅板葺九尺二間の社殿が造営され、平成11年3月吉日、竣工報告をかね、例祭を執行した。この飯縄大権現を信仰するものが、あらたかな霊験による御利益をいただいて安らかで幸せな暮らしができることを、祈念するものである。氏子一同

#2-1 #2-2〔 長津田十景 D 高尾暮雪(たかおぼせつ)〕 緑区民が愛する地域資源「緑区遺産」
 高尾山は、1等三角点が存在することからも分かるように、周囲をよく見晴らせる非常に眺望のよい場所である。山頂には飯綱(いづな)神社がある。暮雪は遠くに雪を頂いた山を見渡すイメージ。緑区で一番高いところに位置し標高 100.5mあり、ここを分水嶺として南東は緑区岩川へ、西は瀬谷区へとそれぞれ水源をなしていました。辻を眼下に見下ろし、その果てる所は大山や丹沢連山が横たわっています。
 長津田地区まちづくりの会