〔 天照山(てんしょうざん)ハイキングコース 〕 湯河原町 2020.6.20   ● Cycle  ● 山のページへもどる
【 BGM:『 New Morning 』( Music by Khaim )】 [ 素材: 縮小:

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[ 1/83 ] 「奥湯河原入口」バス停。湯河原駅から320円。 [ 2/83 ] 「四季彩のまち/さがみの小京都/湯河原温泉」のアーケードをくぐる [ 3/83 ] 「梅園橋(うめぞのばし)」 [ 4/83 ] 藤木川(ふじきがわ) [ 5/83 ] 後ろを振り返って [ 6/83 ] 「広河原」バス停を通過 [ 7/83 ] 分岐点。直進すると「湯河原パークェイ 有料道路入口」。 [ 8/83 ] 右「白雲の滝 1850M/天照山神社 1500M」へ [ 9/83 ] 林道がカーブする。このあたりから民家が途絶える。 [ 10/83 ] 「 ← 天照山」の方角案内 [ 11/83 ] 開けた場所へ出る。前方に鳥居と簡易トイレがある。 [ 12/83 ] 「お願い:近年やまめの自然ふ化が確認されています」と釣り客へ自粛の呼びかけ [ 13/83 ] 鳥居をくぐる [ 14/83 ] 「白雲の滝 1250M/天照山神社 850M」地点 [ 15/83 ] 階段みちをのぼる [ 16/83 ] 左へ進むと河原へおりられる。右直進。 [ 17/83 ] 堰堤(えんてい)を通過する [ 18/83 ] 「天照山神社 500M」 [ 19/83 ] 鉄柵沿いに進む [ 20/83 ] 橋を渡る。木の橋が腐りかけている。通行注意。 [ 21/83 ] 渓流の様子 [ 22/83 ] 分岐点。右「去来(きょらい)の滝」へ。 [ 23/83 ] 去来の滝。「滝の写真」参照。 [ 24/83 ] 「椿ライン/白雲の滝」へ [ 25/83 ] 鳥居が見えてくる [ 26/83 ] 天照山神社に到着 [ 27/83 ] 本殿 [ 28/83 ] 神社の案内板。「解説」参照。 [ 29/83 ] 境内の様子 [ 30/83 ] 白雲の滝へ向かう [ 31/83 ] 神社を振り返って [ 32/83 ] 登山道の様子 [ 33/83 ] 木の手すりが腐っている。通行注意。 [ 34/83 ] 登山道のぬかるみ、手すりの崩落に注意 [ 35/83 ] 白雲の滝に到着 [ 36/83 ] 同じような写真を何枚も撮ってしまった。「滝の写真」参照。 [ 37/83 ] アスペクト比を変えて [ 38/83 ] 案内板の背後に滝を望む [ 39/83 ] そばに鳥居がたっている [ 40/83 ] 鳥居の上に祠(ほこら)が見える [ 41/83 ] 滝に近づいて [ 42/83 ] 同上 [ 43/83 ] 苔むした石に風情を感じる [ 44/83 ] 低い位置から滝を見上げて [ 45/83 ] 滝が流れ落ちる轟音に圧倒される [ 46/83 ] 周囲の樹木を取り込んで [ 47/83 ] 水しぶきが降りそそいでくる [ 48/83 ] 滝壺の様子 [ 49/83 ] 「つばきライン」へ向かう [ 50/83 ] ジグザク道をのぼる [ 51/83 ] 鳥居を通過 [ 52/83 ] 方角案内板 [ 53/83 ] 前方にアスファルト道路が見える [ 54/83 ] 「天照山」バス停。ハイキングコース折り返し地点。昼食休憩。Uターンして下山開始。 [ 55/83 ] 白雲の滝へもどる [ 56/83 ] 天照山神社の赤い屋根が見えてくる [ 57/83 ] 前方は「去来の滝」。右「湯河原駅」へ。 [ 58/83 ] 簡易トイレの場所へもどる [ 59/83 ] ニホンカワトンボ(カワトンボ科/翅(はね)が透明の個体)と思われる [ 60/83 ] 同上 [ 61/83 ] アオスジアゲハ(アゲハチョウ科) [ 62/83 ] カラスアゲハ(アゲハチョウ科)と思われる [ 63/83 ] 池峯橋(いけみねばし)を通過。「もみじの郷」石標。 [ 64/83 ] 池峯橋の方角案内板 [ 65/83 ] 「五段の滝」に到着。案内板がある。「解説」参照。 [ 66/83 ] 案内板奥の斜面から流れ落ちている。木や葉に隠れてよく見えない。 [ 67/83 ] 同上。ズームイン。 [ 68/83 ] 不動滝(ふどうたき)に到着。「不動滝入口 徒歩@分」へ。案内板の記述が丁寧。「解説」参照。 [ 69/83 ] 温泉が湧き出しているようだ [ 70/83 ] 案内板。「解説」参照。 [ 71/83 ] 階段の奥に社(やしろ)が建っている [ 72/83 ] 不動滝。「滝の写真」参照。 [ 73/83 ] カニ。詳細不明。 [ 74/83 ] 鳥居の階段をのぼる [ 75/83 ] 「出世大黒尊」の扁額(へんがく) [ 76/83 ] 「出世大黒尊」 [ 77/83 ] 茶店を通り抜ける [ 78/83 ] 「だるま滝」。「解説」参照。 [ 79/83 ] 流れ落ちる水が「達磨大師」に似ているとのこと。「滝の写真」参照。 [ 80/83 ] 同上 [ 81/83 ] 温泉旅館街を通過する [ 82/83 ] 「落合橋(おちあいばし)」バス停を通過 [ 83/83 ] 湯河原駅に到着
【 解説 】

#1-1天照山神社 〕 昭和6年の建立、祭神は天照大神(あまてらすおおみ(の)かみ)・猿田彦命(さるたひこのみこと)・大成大神。例祭は5月22日。多くの信者の参詣がある。湯河原町

#2-1五段(ごだん)の滝 〕 不動滝より渓流沿いに奥湯河原方面に歩くと見えてくるのが五段の滝。全長100mに及ぶ滝が五段に見えるところから、「五段の滝」と名付けられました。源泉の湯けむりがたち込めた温泉情緒たっぷりの場所です。

#3-1 #3-2不動滝(ふどうたき) 〕 滝としては小ぶりながらも水量は豊かで、名前の由来は滝壺(たきつぼ)のほとりに不動明王(ふどうみょうおう)を祀(まつ)るに由来します。また、滝の左側には身代わり不動尊(ふどうそん)、右側には出世大黒尊(しゅっせだいこくそん)が祀られています。
湯河原町の温泉場は湯河原火山が浸食をうけた深い谷間にあり、このような滝が随所(※1)にあります。かつては、この水力を活用した自家用水力発電所をもった旅館もありました。滝周辺の地層は箱根火山の基盤をなす新第三系の湯ヶ島層群(ゆがしまそうぐん)とされていましたが、最近では湯河原火山の噴出物という見解が出されています。岩石中には、沸石(ふっせき)と呼ばれる無色透明もしくは白色の鉱物が含まれ、湯河原沸石という湯河原の地名が付いた沸石は、ここで発見されました。(※1)湯河原の名瀑(めいばく):藤木川水系−不動滝、白雲の滝、去来の滝、五段の滝/新崎川水系−六方の滝、清水の滝
湯河原の文学と不動滝 〕 夏目漱石はリウマチ治療のため不動滝に近い天野屋に逗留(とうりゅう)しました。朝日新聞に連載された「明暗」には主人公が不動滝へ向かう場面がありますが、小説は漱石の死により未完に終わりました。他にも芥川龍之介、与謝野晶子など湯河原温泉(ジオサイトY6)には多くの文人が逗留しました。
湯河原沸石(ふっせき) 〕 含水率や空隙(ぐうげき)率の大きい沸石(ゼオライト)という鉱物の一種で、無色透明の頭がとがった板状の結晶です(写真)。東京大学理学博士の桜井欣一(さくらいきんいち)博士が少年時代(1930年頃)に不動滝で発見し、1952年に新鉱物として記載されました。沸石には多くの種類があり、温泉活動により火山岩のすきまに形成されることも多く、熱していくと水が分離して沸騰することから、この名前が付いたと言われています。藤木川をさかのぼり、奥湯河原でも発見されていますが、不動滝では他に濁沸石(だくふっせき)、モンデン沸石、剥沸石(はくふっせき)、菱沸石(りょうふっせき)などの沸石が産出しています。湯河原における沸石の産地は泉源の分布域とほぼ一致している点から、温泉の活動と密接して形成されたと考えられます。2016年に一般社団法人日本地質学会から神奈川県の石(鉱物部門)として認定されました。神奈川県立生命の星・地球博物館で現物を見ることが出来ます。
#3-3不動滝 〕 湯河原五大滝(白雲の滝、清水の滝、五段の滝、だるま滝、不動滝)の一つ。滝の名は滝壺のほとりに不動明王を祀るに由来する。滝の高さ:約15m
湯河原沸石(町指定天然記念物)〕 滝つぼのまわりの岩盤の中から採れた石のことで、石の中に白い結晶がまだらに入った物です。現在では、殆ど見られません。ご覧になりたい方は、下の茶店に見本がありますので、お立ち寄り下さい。(硫酸や塩酸にも溶けにくいと言われています。) ★ 神奈川県の鉱物に認定されています。

#4-1だるま滝 〕 岩肌を流れ藤木川に落ちる水の様子が、正面から見た達磨大師の姿を彷彿とさせることから、「だるま滝」と名付けられました。

【 滝の写真 】
去来(きょらい)の滝 #kyo1 #kyo2
白雲(はくうん)の滝 #haku1 #haku2 #haku3 #haku4 #haku5
五段(ごだん)の滝 #godan1 #godan2
不動滝(ふどうたき) #fudo1
だるま滝 #daruma1 #daruma2