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〔 南郷山(なんごうさん)〕 湯河原町 2020.6.9   ◆ Vanillabox[jQueryScript.net] ◆ 山のページへもどる
【 BGM:パラダイス・ロスト ( written by かずち ) 】 

《 コメント 》 南郷山山頂からの見晴らしはよくないが、登山中、登山道から見える景色がすばらしい。また下山中、「星ヶ山見晴台」からの海の景色や「さつきの郷」展望台への道すがら、木々の間から見る伊豆半島方面の景色、「さつきの郷」展望台で「友逢(ゆうあい)の鐘」の背後に広がる眺望もまた素晴らしい。登山中、何度か分岐点を通過するが、どちらの方角へ進むのか迷うことがたびたびある。またコースポイントに指定されている「自鑑水(じがんすい)」への道がわかりにくい。迷子になって、工事中の男性に尋ねた。丁寧な案内指示に感謝。「星ヶ山見晴台」の場所も散策路に案内表示板がたっていないため、うっかりすると通過してしまうことになる。方角案内板(道標)を設置してほしい場所がかなりある。湯河原温泉観光協会ホームページの「南郷山(なんごうさん)ハイキングコース」の紹介・ウォーキングマップがとても見やすくまとまっているだけに、現地登山道における案内標識の欠如、整備されていない点が悔やまれる。
【 解説 】    ※ 画像クリック拡大表示
#1-1五郎神社
一、鎮座地:神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋742−2
一、御祭神:金山彦尊(かなやまひこみこと)・面足尊(おもだるみこと)
一、例大祭:4月第3土曜日(宵宮)日曜日(本祭)
一、御由緒:元亀年間(1570−1573)の創立自余不詳。明治6年7月30日村柱と定められる。明治44年9月23日、字森下鎮座無格社須賀神社(御祭神 面足尊)を合祀し御祭神二柱となる。昭和9年(1934)10月18日、神饌幣帛料共進神社に指定される。創立以来、広く住民の守護神として崇敬を集めている。(以下略)

#2-1自鑑水 じがんすい(自害水 じがいすい)〕 治承4年(1180年)8月23日、石橋山の合戦に敗れ、郷土の英雄・土肥実平に導かれ、源頼朝主従が椙山(すぎやま/湯河原町の山中)をさまよっていると池にたどり着いた。頼朝がこの水を鏡にみたて、そのやつれた顔を見て自害を決意したが、水面に映る自分の姿を見て、髪の乱れを正し、心機一転勇気を奮い起こしたとされる池。自害水とも言う。平成27年3月吉日 湯河原町 土肥会
#2-2史跡 自鑑水(自害水・自鏡水)〕 一年中枯れることなく清水を湛えたこの窪地は、昔から自鑑水と呼ばれている。治承4年(1180年)、石橋山の合戦に破れた源頼朝主従は地元郷土の英雄土肥実平一族の庇護のもと、平家の追っ手から逃れ、この地に辿りつき喉を潤し、水鏡で乱れた髪を結い直すと、平家を破り天下を納める自らの姿が映り、自害を思い留まり、気を強く持ち直したという。頼朝再興の礎として伝えられている。
 平成19年4月 土肥会80周年記念事業建立 土肥会・湯河原町・神奈川県 / 施工:湯河原石材(株)

#3-1史蹟 寺屋敷 〕 治承4年8月 石橋山の合戦に敗れた源頼朝主従は土肥山中に逃れ、土肥實平の案内でこの地に隠れ潜んだ。小道地蔵堂はそのとき頼朝主従七騎が庵主純海の命がけの計らいで穴倉に隠れ難を逃れた所である。
#3-2純海上人(じゅんかいしょうにん)〕 治承4年(1180年)8月23日、石橋山の合戦に敗れ、源頼朝主従が椙山(すぎやま/湯河原町の山中)をさまよって、郷土の英雄・土肥実平に導かれ、ようやく星ヶ山中腹でお堂にたどり着いた。堂主の純海上人は、頼朝一行を堂内穴に隠し、夕方の読経で座禅を組んでいた。そこへ追っ手の平家方の大庭景親の軍勢が青竹で純海を責めたが、ついに白状せず、息絶えてしまった。追っ手が退散した頃を見計らい、頼朝が床下から出てみると、哀れな純海の姿を目の当たりにし、愛燐の涙をこぼした。頼朝が流した涙が純海の喉に落ち、息を吹き返した。頼朝はやがて鎌倉幕府を樹立すると、いち早く純海の忠誠に報いるため、寺領を与え、お堂を建て、頼朝山小道寺の称を贈ったと伝えられている。消失したお堂は、現在、小道地蔵として、吉浜の海岸付近に再建されています。平成27年3月 湯河原町 土肥会

#4-1吉浜柏坂(よしはまかしわざか)の道標 〕 この道標は、吉浜の通称「茶屋道」の入口にあります。「茶屋道」は、江戸時代に脇街道として位置付けられた『根府川通(往還)』の一部です。このあたりが「茶屋道」とよばれるのは、坂の上に茶店があり旅人が休息したことに由来します。この道標は、当初設置された場所からあまり変わってないと推測されます。
 所在地:湯河原町吉浜四番地口地先 / 年代:江戸時代(推定)     平成16年1月1日 指定 湯河原町教育委員会

#5-1小道地蔵堂(こみちじぞうどう)〕 ここは吉浜一番地 頼朝公ゆかりの小道地蔵です。
 ここは、曹洞宗英潮院飛び地境内です。堂内には延命地蔵菩薩尊像がお祀りされております。後方には、閻魔大王像を始め十王像等がお祀りされております。毎月、23日午後1時には、地蔵法要を致します。又、ご回向ご希望の方は、いつでも出来ますので、英潮院(62)5495へお申し出下さい。小道地蔵堂主
#5-2 #5-3〔 湯河原町指定文化財 小道地蔵堂の宝篋印塔(ほうきょういんとう)〕 小道地蔵堂は星ヶ山中腹にあったものを、江戸時代に現在の場所に移築したものです。この宝篋印塔の材料となっている小松石は、江戸城の修理等で大量に使われました。この石塔には、地蔵堂の由来などが書かれています。当時の石塔としてもかなり大型のもので、吉浜村が石材業にかかわっていたことを示しています。
 所在地:湯河原町吉浜一番地 / 年代:文政11年(1828年)             昭和54年4月1日 指定 湯河原町教育委員会

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