〔 大羽根山(おおはねやま)〕 檜原村 2023.5.18  ■ Skitter  ■ 山のページへもどる
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【 解説 】    ※ 画像クリック拡大表示

#1-1炭焼き小屋 中央区の森 〕 檜原の炭焼き小屋 ~ 檜原村で江戸時代より燃料大消費地の江戸に向けた炭を供給するため、炭焼きが盛んでした。炭の原料は、ゾウヤマと呼ばれる雑木林において採取していました。この炭焼き小屋は、かつて使用されていた炭焼き小屋を平成20年度に復元したものです。現在はイベントなどで利用されています。
炭づくり ~ 白炭を作っており、ミズナラやコナラといった雑木を伐採し、薪割りを行い、フジのツルを用いて3本を1組にし、
窯の中に立てて入れます。窯に材料の薪を投入して、燃焼させます。800℃~1000℃で燃焼させて白炭を作ります。煙の色で出来上がりを判断します。炭は材を窯に入れてから、約12時間かけて焼くことにより、完成します。
炭の利用 ~ 完成した炭は、中央区へ運び、区内のデイキャンプ場でバーベキューの燃料として活用しています。

#2-1カタクリ (ユリ科) 〕 かつて、この周辺にはカタクリがたくさん群生していましたが、植生の変化や乱獲などにより絶えてしまいました。「中央区の森」事業の森林保全活動の一環として、自然豊かな里山の姿を取り戻すため、中央区民と地域のNPO法人里山再生塾のメンバーがカタクリを植栽しました。サクラが咲く4月になれば、たくさんのカタクリの花が楽しめます。中央区/特定非営利活動法人 里山再生塾

#3-1ツツジの植栽 〕 この地域の森にはミツバツツジやヤマツツジが生息し春にはきれいな花を咲かせていましたが、植生の変化や乱獲などにより少なくなってしまいました。かつて、たくさん見られたツツジを復元しようと、「中央区の森」事業の森林保全活動の一環として、中央区民とNPO法人里山再生塾の方々がツツジを植栽しました。5月になればミツバツツジの紫色の花やヤマツツジの真っ赤な花が楽しめます。中央区/特定非営利活動法人 里山再生塾

#4-1ぬた場 〕 ぬた場は、山の中にある窪地に水がたまったところです。ここは、イノシシやシカなどの動物が体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所です。カエルの産卵場にもなっています。野生動物たちがこのぬた場で転がりながら、背中の虫をとったり、かゆみを取るために転がって地面にこすったりします。動物の足跡がぬた場に残っていることもあります。この森では、イノシシやニホンジカ、ツキノワグマが利用していることが分かっています。
《 足跡を探してみよう 》
イノシシ ~ 低山帯から平地にかけての雑草が繁茂する森林~草原に生息し、水場が近い場所を好みます。
ニホンジカ ~ 明け方と夕方に活動します。草や木の葉、ササ、果実などを採食し、餌の乏しい冬季には樹皮も食べます。
ツキノワグマ ~ 夜行性で、昼間は樹洞などで休みますが、果実がある時期は昼間に活動することもあります。